NDI

最新バージョン NDI® 5

NDI® 5 は、放送局から動画を活用しストーリーを伝えるスマートフォンユーザーまで、誰もが簡単に IP ネットワーク上で映像と音声を扱える、映像制作のツールを提供します。NDI® 5 を使うと、距離に関係なく世界中のあらゆる場所とデバイスからネットワークに接続し、映像を共有することが可能です。NDI® 5 は映像制作に革命をもたらす、多数の新機能を搭載しています。

NDI® 5 の概要は、NDI® 5 ebook (日本語版) でご確認いただけます。

NDI® 5 の主な新機能

  • NDI® Bridge : シンプルかつセキュアなネットワーク設定により、世界中どこからでも離れた場所同士で NDI ソースを安全に共有可能
  • NDI® Audio Direct : あらゆるオーディオソフトウェアで NDI の利用を可能にするオーディオプラグイン
  • NDI® Remote : URL を共有するだけでインターネットを介してビデオやオーディオを受信でき、複数のリモート参加者間で安全な接続を確率
  • NDI® for Final Cut Pro : Final Cut Pro 用の新しいプラグインで、タイムラインのプレイアウトから NDI 出力が可能
  • ARM への対応により数十億のデバイスで NDI® が利用可能
  • 新しい Reliable UDP 転送プロトコル

NDI®とは?

ネットワーク・デバイス・インターフェイス

NDIとは、米国NewTek社によって開発されたIP利用における新しいライブビデオ制作ワークフロー支援プロトコルです。このNDIテクノロジーを活用することで、一般的なギガビットイーサネット環境においても、映像、音声、制御コマンド、メタデータなどを、NewTek社TriCasterNewTek VMC13Playなどのシステム間だけでなく、NDI互換のさまざまなシステム、デバイス、PCなどとのリアルタイムによる相互伝送を可能とします。

NDI®の特徴と利点

IPを利用した伝送と制御、そして、創造性

これまでの放送インフラにおける技術的、物理的制約から解放され、IPによる新たな映像制作ワークフローを確立できます。NDI(ネットワーク・デバイス・インターフェイス)プロトコルに対応するシステムやアプリケーションを導入することにより、あなたのビデオ制作ワークフローをビデオ・オーバー・IP環境に簡単に移行させることができます。

ルーティングの制約を排除

SDIビデオルーターに接続された映像/音声ソースだけでなく、ネットワーク上にある映像/音声ソースも入力素材として利用できるようになるため、番組制作の演出を格段に柔軟、且つ、拡張させることができます。
NDI®は、ネットワークに接続された映像機器上のソースを、誰もが利用できるようにしたオープンスタンダードなプロトコルです。プロダクションスイッチャーやキャプチャーシステム、メディアサーバーなど、ネットワーク上でNDIに対応している機器であれば、すべての機器間でNDIソースを共有することが可能となるため、これまでよりも多くのソースをライブプロダクションで使用できるようになります。

コストと配線作業の削減

新しい設備やネットワーク、信号インフラへの大きな投資はもう昔の話です。NDI®は、通常使用している一般的なイーサネットLAN環境で、膨大な情報を送受信できる高度な技術をベースに成り立っています。NDIの高度なエンコード処理とパフォーマンスを利用することにより、標準的なネットワーク環境で、高品質、かつ超低遅延で、複数のビデオストリームを高速に送受信することが可能となります。

 

NDI推奨ネットワークスイッチに関する詳細は、こちら

NDIワークフローにおけるネットワークスイッチの選び方は、こちら

NewTek TriCasterシステムのネットワーク設定に関する詳細は、こちら

いつでも誰でも、すぐにNDI®の環境を無償で入手可能

NDI®は、NewTek社が提供するNewTek TriCaster, 3Play, TalkShowといったすべてのシステムですでにサポートされています。しかし、これらシステムをお持ちで無い方でも、NDI Toolsソフトウェアを入手して、今すぐにNDIを体験することができます。

 

NDI Toolsソフトウェアに関する詳細は、こちら

NDIパートナーとSDK(NDIソフトウェア開発キット)

NDIのSDKは、映像関連機器製造メーカーやソフトウェア開発会社、加えて、現行の施設機材を有効に活用して社内設備のIPワークフローを確立させたい放送局やスタジオに対してロイヤリティフリーで無償提供されています。2015年のNDI発表以来、SDKは20,000件以上ダウンロードされており、そのうち2,000社以上もの製造メーカーや開発会社などが、NDI互換のシステムやデバイス、アプリケーションを市場にリリースしています。

 

このNDI SDKを使用することで、16チャンネル(およびそれ以上)の浮動小数点オーディオに加え、最大4K(またはそれ以上)のビデオ解像度とフレームレートに依存しないエンコード・アルゴリズムを使用したIP経由でビデオストリームの送受信を可能とします。また、ビデオアクセスとグループ化、双方向メタデータ、IPコマンドなどを実装するツールも含まれています。

NDIに関するお問い合わせ

NDI の技術情報については、NDI.tvウェブサイトをご確認ください。

また、アスク・エムイーにてお問い合わせを承っています。