Version 7 Software for VMC1

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TriCaster Version 7 for VMC1 & TC1

2018年11月にNewTek社よりリリースされました TriCaster TC1NewTek VMC1用に提供される最先端ライブプロダクションシステムVersion 7の新機能と改善点概略を紹介いたします。

TriCaster TC1、または、NewTek VMC1システムVersion 7にアップデートすることで、パワフルなオペレーションを実現する新しい機能に加えて、より効率性および操作性を重視した様々な新しいワークフローを提供します。それら新機能やワークフローの改善は、ヘビーユーザーへの効率性の改善のみならず、初心者ユーザーに対しても恩恵をもたらします。
また、このVersion 7は、2019年1月中旬頃にサービス開始予定の別売オプションNewTek Premium Accessメンバーシップにて提供されるパワフルな様々なツールを使用するために要求されるソフトウェアプラットフォームともなります。

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NewTek VMC1/ TriCaster TC1用
新ソフトウェア 『Version 7』
紹介ビデオ


メインインターフェイス(Live Desktop)の改善

Express Switcher(エクスプレス スイッチャー)モード

TriCasterのようにさまざまな機能が搭載されているシステムを持っていても、実際のライブオペレーション中においては、ライブ中に必要とされる機能だけを使用することになります。

Version 7にて改良されたメインインターフェイスには、EXPRESSボタンが追加され、このボタンをクリックするだけで、標準のSwitcherモードから初心者ユーザーでもわかり易いシンプルなインターフェイスExpress Switcher(エクスプレス スイッチャー)モードに切り替えることができます。

Express(エクスプレス)モードにおけるシンプルなインターフェイスでは、ソース選択ボタンは、Program(プログラム)列のみとなり、それらソース選択ボタンを押すだけで、プログラムに出力される映像を切り替えることができます。

また、Program(プログラム)ソース選択ボタンの右横には、トランジションDSKボタンが各2つずつ並び、初心者ユーザーでも直感的にわかり易いオペレーションを提供します。

2つのトランジションにあらかじめエフェクトを割り当てておき、いずれかのエフェクトを選択した後、プログラムのソースを押すことで選択したエフェクトを挟んで次のソースに切り替えることができます。
DSK1DKS2は、DSKモニターやその周辺の関連ボタンをクリックするだけで、各DSKに割り当てられている映像や静止画をプログラム出力上にオーバレイ表示させることができます。

なお、インターフェイス上のSwitcherボタンをクリックするだけで、通常のSwitcherモードに切り替えることができます。

Express(エクスプレス)モードのインターフェイス
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より柔軟になったメインインターフェイス

SWITCHER/EXPRESSモードのいずれのモードにおいても、DDRGFXなどのMedia Players(メディアプレイヤー)Audio Mixer(オーディオミキサー)のインターフェイスを折り畳んで非表示にすることができます。

これによって、TriCasterのメインインターフェイスLive Desktop(ライブデスクトップ)上に多数並ぶ入出力モニターの表示スペースをこれまで以上に確保でき、入出力モニターをより大きく表示させることによって、各入出力ソースが見やすくなり、さらに、タッチパネルによるオペレーションも行い易くなります。

なお、Media Players(メディアプレイヤー)Audio Mixer(オーディオミキサー)などを再表示させることで、入出力モニターのサイズはインターフェイスに収まるように自動的に縮小されます。

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ISOモニターへの対応  

「タッチスクリーン」のサポート

Version 7は、タッチスクリーンをサポートします。これによって、これまでのコントロールサーフェイスやキーボードによるオペレーション手法に加えて、ユーザーに新しい可能性を提供します。

インターフェイス上部のメインメニューにあるOptions > Click on Monitors to Switchオプションを有効にしておくことで、入出力モニターをクリック(または、タップ)するだけで、Program(プログラム)へ出力することができます。

※備考
Premium Accessメンバーシップに含まれるNDI KVMを併用することで、別のWindowsコンピュータのスクリーンからTriCasterをコントロールすることができるようになります。

※ヒント
スイッチングを実行できるインターフェイス上にマウスを重ねると、マウスポインタの色が白色から青色に変化します。


ローカル・オーディオ・コントロール

Live Desktop(ライブデスクトップ)上の各入出力モニターに表示されるVUメーターを確認しながら、VUメーター上に表示されるスライダーをマウスでドラッグすることでボリュームを調整することができます。これによって、各入力ソース、または、プログラム/プレビューモニターの場合はマスターオーディオミックスの音声を、AUDIO MIXERパネルを開くこと無く、モニター上で調整できるようになります。

また、LiveMatte、Proc Amp、Automationタブにあるいずれかのオプションが有効になっている場合、入出力モニター上にマウスを重ねた際に表示される歯車アイコンの色が白から、別の色に変わります。


MEDIA PLAYER(メディアプレイヤー)のコントロール

Media Player(メディアプレイヤー)にアクセスしなくても、DDR1またはDDR2入力モニターの設定パネルにて、ビデオクリップの再生/停止、選択などが行えるようになります。

更に、設定パネルにて、ビデオクリップの再生が終了間際であることを注意喚起させるために、設定パネル内のビデオクリップの再生残り時間の表示色が、10秒前黄色5秒前赤色に切り替わります。


スイッチャーのコントロールの改良

スイッチャーとDSK/KEYコントロールに関する細かい機能改善が施され、ユーザーエクスペリエンスと使い勝手の点で更なる向上を遂げました。

ビデオレイヤーの割り当て

これまでは、DSK/KEYレイヤーに割り当てられている映像やグラフィックは、コントロールサーフェイスやマウスの操作によってオーバーレイ表示していましたが、Version 7においては、さらに、DSKのサムネールモニターを直接クリックすることでも、オーバーレイ表示させることができるようになりました。

これまでは、選択状態のレイヤーは、DSK/KEYレイヤーモニターの周りは薄青色で囲まれ、また、複数のレイヤーを同時に選択する場合は、CTRLキーを押しながら複数のレイヤー選択する必要がありましが、Version 7においては、CTRLキーを押さずに任意のレイヤーモニターをクリックすることで、複数のレイヤーモニターを追加または無効にすることができます。

また、Version 7は、、各レイヤーのモニターの左上のボタン(例:DSK1、KEY1、BKGDなど)は、割り当てのトグルボタンとなります。また、レイヤーのモニターをクリックまたはタップするだけで、そのレイヤーを割り当て状態をオンオフすることができ、オンの状態は青色にハイライト表示されます。これらボタンは、複数同時選択も可能です。

※上図は、BKGDレイヤーDSK 1レイヤーが割り当てられている状態です。


レイヤーのタリー

現在プログラム出力に表示されているDSK/KEYレイヤーのモニターは、赤い枠が表示されます。

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トランジションのタイミング

BackgroundDSK/KEYレイヤーに対するトランジションの長さの調整は、これまでは、各レイヤーモニターの右下のオプションにてコントロールすることができましたが、Version 7においては、各レイヤーモニターの左下の"A"ボタンをクリックして表示されるトランジションの選択パネルに移動しました。


ソース検知機能搭載の設定オプション

クリック、または、タップによるアクセス

入出力モニターのマウスを重ねると表示される歯車アイコン(または、タッチスクリーン上では2本指でビューポートをタップします)をクリックすることで、Version 7にて新しく改良されたInput Configuration(入力設定)パネルにアクセスすることができます。
また、スイッチャー列のDSKレイヤーのモニター、M/E列のKEYレイヤーのモニターにおいても、設定パネルは新しいインターフェイスに変更されました。


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より洗練されたインターフェイス

TriCasterはこれまで、メジャーなバージョンアップ毎に豊富な機能が次々に搭載されていく故に、以前の『バージョン6』ではインターフェイス上に数多く並ぶオプションを見ただけで、圧倒されてしまい、加えて、自分が探している機能がなかなか見つからないといった問題が多々ありました。

Version 7Input Configuration(入力設定)パネルは、機能やオプションのカテゴリーを新しいタブに集約し、更に、詳細な設定を行うためのオプションはグループ分けされ折り畳みタイプのインターフェイスに変更したため、探している機能やオプションを簡単に見つけることができるようになります。

例えば、色調整キーイング(LiveMatte)クロッピングなどのオプションは、Imageタブにまとめられました。


ワンストップショッピング

Version 7にて刷新された設定パネルは、オプションのグループ分けを再精査し、折り畳みタイプのインターフェイスにて、必要とされるオプションにすぐさまアクセスできるようになりました。

これまでは、例えば、SDI-PTZカメラを設定する際は、入力設定パネルハードウェア設定パネル、そして、PTZタブと、ひとつの設定においても、いくつかのパネルタブにアクセスしてそれぞれを設定する必要がありましたが、Version 7からは関連する設定はひとつのパネル内でほぼ完結できるようになりました。

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状況依存ツール

ライブデスクトップマルチビューと同様に、Version 7の入力設定パネルも、TriCasterはどのような種類のソースが各入力に割り当てられているかを知り、必要に応じて追加の機能をインターフェイス上に表示するといった適応機能をサポートします。

たとえば、Version 7にアップデートすることで、すべてのスイッチャーのInput(入力)ソースにPTZカメラを割り当てることができるようになりました。PTZカメラが割り当てられている入力設定パネルを開いてみると、すべてのPTZコントロールとプリセットに直接アクセスすることができるようになります。

これらInput Configuration(入力設定)パネルは、入出力モニターのマウスを重ねると表示される歯車アイコン(または、タッチスクリーン上では2本指でビューポートをタップします)をクリックすることで、すぐさまアクセスすることができます。


同様に、DDRの入力設定パネルには、DDRに関するオプションのコントロールに加えて、これまではメディアプレイヤのDDRタブからのみアクセス可能だったプレイリストが、この入力設定パネルのPlaylistタブからでもアクセスできるようになりました。

さらに、Preview(プレビュー)モニタも同様に適応機能をサポートします。つまり、プレビュー列に選択されているソースの入力設定パネルをプレビューモニター上をクリックすることで簡単に開くことができます。

DDR、M/E、PTZカメラ、または、他のカメラでも、更に、LiveGraphicsが割り当てられているBufferにおいても、すべてのソースに関連する機能や設定は、すべてひとつのパネルにて設定することができるようになります。

例としてプレビュー列にDDRを割り当て、プレビューモニターの入力設定パネルを開くことで、すぐさまPlaylist(プレイリスト)にアクセスすることができます。また、プレビュー列にM/Eを割り当てることで、Compsをコントロールする場合は、正しいM/Eパネルにアクセスしなくとも、プレビューモニターから簡単にアクセスできるようなります。

更に、DSK AまたはBのモニターをクリックすることで、Position(ポジション)やBorder(枠)オプションだけでなく、アニメーション可能なLiveGraphics用のレイヤーとデータプリセットにもアクセスすることができます。

このように、入出力モニターのビューポートをクリックするだけで、ビューポート上に表示されているソースに関連するすべての機能とオプションにすぐさまアクセスすることができるようになります。

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レコーディング数の拡張

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Version 7にて、4つのメインMIX(Quicktime)レコーダーMP3レコーダーに加えて、外部からキャプチャできるソース数が、8系統(リモートNDI|HXソースのローカルキャプチャを含む)に倍増します。

強化された通知機能
Version 7にてサポートされた新しいNotification(通知)パネルにて、オペレーション中のさまざまなイベントやトランザクション状況やエラーなどの警告内容を確認することができます。また、このNotification(通知)パネルには、ライブセッションに新しいメディアファイルが追加された際、それらメディアファイルがローカルキャプチャまたはネットワーク転送によって追加されたかを確認することができます。

これによって、メディアプレーヤーのプレイリストに、それらメディアファイルの追加を効率よく行うことができます。

この便利な新しいNotification(通知)パネルの左下のWeb Browserボタンをクリックすることで、Webブラウザに簡単にアクセスすることができます。さらには、Notification(通知)パネルの下部には、ネットワーク上の別のシステムからLivePanelなどのWebツールにアクセスするためのシステムのIPアドレスが表示されます。

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LiveGraphics機能
別売オプションのPremium Accessメンバーシップにて提供されるLiveGraphics(ライブグラフィックス)は、最も汎用的なグラフィクスツール"Adobe Creative Cloud"をプラットフォームとして、TriCaster用のタイトルやCGページを作成することができます。
LiveGraphicsを使用するためには、TriCasterのソフトウェアをVersion 7にアップグレードする必要があります。特にVersion 7は、タイトル編集Bufferのプリセットに関連する機能が拡張されているため、LiveGraphicのアセットを管理し、その表示属性とアニメーションを制御することができるようになります。

コントロールサーフェイスのアップデート
TC1用のコントールサーフェイス(LPとSPモデル)、および、VMC1用のコントロールパネルは、ジョイスティックにてPTZカメラをコントロールするために、Follow Preview(プレビューの追従機能)をサポートするためにアップデートされました。加えて、Premium Accessメンバーシップにて新しく提供される全てのスイッチャーソースに対するジョイスティックによるバーチャルPTZのコントロールと、LiveGraphicsレイヤープリセットの選択機能がサポートされました。

備考:M/Eは既にComps機能を利用することで同様の機能を持っているため、バーチャルPTZはサポートしていません。


その他

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Comp(合成)タイミングの簡略化

以前は、Compでアニメーションされる各ビデオレイヤのタイミングは、個別に調整する必要がありました。
Version 7Compビンを開いてみると、ビデオレイヤーのタイミングオプションは、クリックするだけでコントロールできるようになりました。


Comp(合成)タイミングの簡略化

新しいセッションを作成する都度、DataLinkキーが自動的にリフレッシュされ、古いキー名と値が削除され、システム・キーがデフォルトにリセットされます。

Administrator Mode(管理者モード)画面の「The Flush All DataLink Keys link(すべてのデータリンクキーをフラッシュ)」リンクは、不要になったため削除されました。


メインメニュー

これまでライブデスクトップのダッシュボードに表示されるエラー等のメッセージ表示機能は、Version 7にて追加されたNotification(通知)パネルに表示されるようになります。

また、ライブデスクトップメインメニュー(File~Workspaces)は、起動時に表示された後、マウスを重ねるまでは、常に非表示状態になります。これによって、スクリーンのチラつきを軽減することができます。


※上記記載の仕様は、2018年12月10日現在の使用です。これら仕様は予告なく変更になる場合があります。