TriCaster® Software TriCaster® Advanced Edition V3(販売終了)

TriCaster Advanced Edition 3 新機能

Advanced Edition 3は、TriCasterシステム (Tricaster 8000, 860, 460, 410, Mini)のスタンダード版、または、TriCaster Advanced Edition 1または2がインストールされているシステムが対象となります。

Advanced Edition 3は、TriCaster®への投資を、今日、そして将来にわたって最大限に高めます。地球上で最も完成度の高いビデオプロダクションシステムに、TriCasterならではの数多くの機能を追加することで、これまでのワークフローを最大限に引き出し、最高品質の映像制作、ライブ配信を提供します。以下は、TriCaster 8000、860、460、410、Miniを最新のバージョンにアップデートした機能や性能です。

オーディオ

■ マルチビューアー(Multiviewer Volume Sliders)

マルチビューアのビューポート上でオーディオのレベルを調整することができます。TriCasterの各プレビュー/プログラム モニターのVUメーター上にボリュームコントロールスライダが表示されます。

■ オーディオ出力 (Audio Output)

オーディオ信号をチャンネルごとにセットアップ、ミックスし、 IP対応にも対応したMaster、Aux 1、Aux 2、Aux 3の最大4系統の出力バスをIP出力として送出することができます。

■ オーディオ・レコーディング・ソース (Audio Recording Source)

映像と一緒に録音される音声ソースは、収録チャンネル毎にオーディオ信号を選択し、設定することができます。

■ オーディオ・ルーティング (Audio Routing)

4つの4×4オーディオ・ルーターのサポートにより、4つのオーディオ出力に対して任意の入力チャンネル(または入力チャンネルの組み合わせ)を任意の出力チャンネル(または出力チャンネルの組み合わせ)に割り当て、より高度なオーディオ・ルーティングの設定を可能とします。

■ Dante™ オーディオ・ネットワーク(Dante Audio Networking)

Audinate社のDante™ネットワークプロトコルに対応する機器からネットワーク経由によるオーディオ入力をサポートし、より幅広いIPワークフローの構築が可能となります。

*備考:Audinate社より別売のDante Virtual Soundcardのライセンスを取得する必要があります。

■ 音声入力レベルのコントロール (Level Control)

DDRに読み込まれたクリップなどの内部オーディオソースも含めたすべてのオーディオ入力ソースに対して、AUDIO MIXER(オーディオミキサー)パネルから入力ソースごとに最大4チャンネルまでの音声レベルをコントロールしてサウンドの微調整を行うことができます。

■ メディアファイルの音声レベル (Media File Audio Level)

メディアプレーヤーに追加されたすべてのファイルにオーディオレベルをプリセットすることで、レベル調整されていないクリップやサウンドファイルのオーディオレベルを設定する時間を節約できます。また、Default Media File Level (デフォルトメディアファイルレベル)機能の追加により、TriCasterシステム以外で作成され、保存されたクリップやサウンドファイルの再生時のオーディオレベルを事前に設定しておくことができます。

■ ノイズゲート (Noise Gate)

AUDIO MIXER(オーディオミキサー)パネルのProcessingタブノイズゲート(Noise Gate)オプションを有効にすることで、低レベルのサウンドを排除し、より正確なオーディオ信号を管理することができます。

■ VUメーター (VU Meters)

AUDIO MIXER(オーディオミキサー)に組み込まれたVUメーターディスプレイと、各モニターのビューポートに表示可能なVUメーターオーバーレイ機能のサポートにより、リアルタイムに音声レベルの監視および調整を行うことができます。

設定

■ バッファ・コントロール (Buffer Controls)

アセット管理やタイトル編集を個別、且つ、インタラクティブなボタンで構成されるアイコンベースのパネルで制御し、バッファ設定をより迅速かつ簡単に管理することができます。

■ 設定メニューのグループ化と入れ替え (Configuration Menu Grouping and Nesting)

入力ソースのコントロールオプションを、タブ毎に関連する機能のグループ化とメニューの折りたたみ機能によって、より効率的にアクセス、設定することができます。

■ インテリジェント設定パネル (Intelligent Configuration Panels)

入力ソースの設定パネルは、コンテキスト・センシティブ(状況依存)機能をサポートすることで、各入力ソースに割り当てたソースの種類によって対応するコントロールオプションが動的に切り替わり、且つ、それら設定の自動保存機能によって、これまで以上に効率の良いセットアップができるようになります。

■ インテリジェント設定パネル (Intelligent Configuration Panels)

入力ソースの設定パネルは、コンテキスト・センシティブ(状況依存)機能をサポートすることで、各入力ソースに割り当てたソースの種類によって対応するコントロールオプションが動的に切り替わり、且つ、それら設定の自動保存機能によって、これまで以上に効率の良いセットアップができるようになります。

■ レイヤー管理 (Layer Management)

フルタイム、フルモーションをサポートするモニターとレイヤー優先システムの実装により、これまで以上に直感的になったインターフェイスと強化されたコントロール機能によって、BKGD、DSK、KEYレイヤーの映像ソースをリアルタイムに認識、モニタリングしやすくなりました。
 

■ 自動色補正 (Auto Color)

自動色補正 (Auto Color)オプションを有効にすることで、時間的に変化するライティング状況や異なるカメラの設定を考慮し、複数のカメラから入力されるビデオソースの色味や明るさがばらつかないよう、自動的に色補正を行うことができます。

コントロール

■ タッチスクリーンのサポート (Touchscreen Support)

互換性のあるタッチスクリーンディスプレイを使用することで、TriCasterのインターフェイスをタッチ操作でコントロールすることができるようになります。
 

*備考:タッチスクリーンディスプレイはWindows 7をサポートしている必要があります。

■ マルチビューア・トランスポート・コントロール (Multiviewer Transport Controls)

入力ソースにDDRを選択することで、各マルチビューモニターの入力設定オプションパネル内にトランスポートコントロールオプションが追加され、直接メディアの再生や停止などのコントロールができるようになります。
 

■ プレイリストパネルのコントロール (Playlist Panel Control)

入力設定パネルから直接Media Player(メディアプレーヤー)プレイリストコントロールパネルにアクセスできるようになります。
 

■ COMPパネルコントロール (COMP Panel Control)

TriCaster 8000、860、および460のCOMPプリセットを、任意のM/Eバスの設定パネルから、直接アクセス、割り当て、および適用することができます。

■ コントロールパネルのマッピング (Control Panel Mapping)

TriCaster Advanced Edition 3にアップデートすることで、機種の異なるコントロールパネルに合わせてボタンの割り当てが変更でき、制御することができます。

■ コントロールパネルのサポート (Control Panel Support)

TriCasterのコントロールパネルは、すべてのモデルでTriCaster Advanced Editionシステムを制御することができるようになります。

■ WEBインターフェイス (Web Interface)

TriCasterと同じネットワーク上に接続されたPC上などのWEBブラウザから、TriCasterシステム内のWEBベースのインタフェースにアクセスし、ライブオペレーションで使用するリソースやオプションを管理することができます。

データ

■ データ・プリセット (Data Presets)

頻繁に使用されるテキストや画像へ簡単にアクセスできるプリセットを設定し、グラフィック制作やライブタイトルワークフローを迅速化します。

■ DataLink™

内部および外部ソースからグラフィックテンプレートのタイトル、コメント、ファイル名、およびその他のフィールドをリアルタイムに更新することができます。
 

■ DataLink™の拡張 (DataLink Extension)

ネットワーク接続されたコンピュータのGoogle Chromeブラウザに”DataLink Extension”(Chromeのプラグイン)を追加することで、Web上のテキスト情報や写真、ソーシャルメディアの投稿データをネットワーク経由でTriCasterに送信し、TriCaster内のタイトルや画像情報をリアルタイムに更新させることができます。
 

■ DataLink™ファイル監視機能 (DataLink File Watcher)

CSV、XML、またはASCIIファイルのスプレッドシートデータを、リアルタイムに編集/更新可能なタイトルページの内容へと変換することができます。

■ メタデータ (Metadata)

ソース、クリップ、および画像にコメントを付け、DataLinkオペレーションの内部データソースとして利用することができます。

インテグレーション

デバイス・WEBページ (Device Webpage)

各入力モニターの設定パネル上から、その入力モニターに割り当てたNDI入力ソース(NewTek NDI PTZカメラなど)を設定するためのWEBページに直接アクセスすることができます。

PTZ入力数の追加 (PTZ Capacity)

TriCasterの各モデルの全ての入力チャンネルに、複数のPTZカメラを割り当てることができます。TriCaster 8000の場合は最大12台、TriCaster 460、410、Miniは最大8台まで、割り当てることができます。

PTZコントロールパネル (PTZ Control Panels)

入力チャンネルにPTZカメラを割り当てることで、入力モニターの入力設定パネルにて、割り当てたPTZカメラのコントロールやプリセットを保存することができます。

ルーターのサポート (Router Support)

互換性のあるビデオルータがアップストリームに接続されている場合は、ユーザインターフェイスから直接ルータソースを選択して切り替えることが可能です。

高度なIPワークフローをサポート

ビデオオーバーIP

NewTek社NDI(ネットワークデバイスインターフェイス)テクノロジーをサポートすることで、1ギガビットイーサーネットなどの一般的なネットワーク環境下においても、映像、音声、制御系、タリー、メタデータなどを、リアルタイムに、且つ低遅延、フレーム精度で、同一ネットワーク(LAN)上のNDI互換のシステムやデバイス間において、”映像”ソースの双方向送受信を可能とします。

補足:NDIデバイス/システム間の相互運用として、LAN上でのやり取りに加えて、NDI Access Managerソフトウェアを利用することで、複数のネットワーク間をまたいだ設定、広域ネットワーク、さらに、Cloud利用における運用も可能です。

マクロの自動化

マクロ・トリガー (Macro Triggers)

自動コマンドシーケンスを実行する際の柔軟性を高めるために、同じマクロに複数のトリガーを割り当てることができます。

マクロの状態変更 (State Change Macros)

オーディオ、メディアの再生、タリー、特定のスイッチャーの動作など、内部のイベントや状態の変化に応じて自動的に起動するようにマクロを設定することができます。

モニタリング

モニターサイズ/レイアウトの自動調整 (Adaptive Monitoring)

ディスプレイのサイズと、ユーザーインターフェイスの設定状態に合わせて、マルチビューアウィンドウのサイズとレイアウトを自動的に調整するスマートワークスペース機能により、スクリーンを最大限に活用することができます。

Blue Only オプション (Blue Only Option)

あらゆるモニターと互換性のあるBlue Onlyビューポートオーバーレイを使用して、より高い柔軟性と精度でビデオ信号を調整します。

ディスプレイ出力 (Display Outputs)

TriCasterからモニターやディスプレイ、またはディスプレイポート経由で接続するプロジェクターへ出力される映像信号は、これまでのプログラム/プログラム(クリーン)/プレビューなどの選択に加えて、M/Eプログラム、M/Eプレビュー、すべてのバッファーなどといったさまざまなソースを柔軟に選択し、ディスプレイ表示させることが可能になります。

ライブ出力モニタリング (Live Output Monitoring)

強化された信号処理とフルフィールドレートのインターレース解除機能のサポートにより、高品質のビデオ出力をプレビューすることができます。

プロップアンプモニター (Monitor Proc Amps)

ユーザーインターフェース、マルチビュー、およびディスプレイ出力用の色設定オプションにて、環境の照明条件および外部ディスプレイ設定を補正することができます。

マルチビュー用測定器 (Multiview Scopes)

インターフェイス上に、波形モニターとベクトルスコープを表示させることができます。これらオプション機能によって、ビデオ信号をより正確に調整することができます。

ワークスペースの設定 (Workspace Configuration)

任意のワークスペースレイアウトを選択して、ビデオ・プレビューウィンドウやビデオ出力オプションの表示を任意のレイアウトに設定することができます。

マルチメディア

スポーツタイトル・テンプレート (Sports Title Templates)

リアルタイムに得点や試合中のクロックデータを更新するためのDataLink™機能をサポートしたスコアボードグラフィックスなど、スポーツ用に設計されたさまざまなライブタイトルテンプレートを選択して利用することができます。

タイトルエクスポート (Title Export)

任意のタイトルテンプレートを開き、編集後に完成したアセットを新しいファイルとしてエクスポートして、すぐに使用したり、共有したり、コンテンツライブラリに追加したりできます。

アルファチャンネルのグラブ (Alpha Grab)

パブリッシングやポストプロダクション用として、透明度の情報を持ったキー抜きされた画像をグラブすることができます。この機能は、アルファチャンネル情報を持つグラフィックソースからキャプチャーした場合に有効となります。

アニメーションバッファ (Animation Buffers)

Advanced Edition 3にアップデートすることで、5つのアニメーションバッファをサポートし、アニメーションバッファファイルとして保存されたモーショングラフィックス、およびループビデオに読み込み、再生させることができます。

再生延長機能 (Extend Play)

AutoPlay設定オプションを有効にすることで、アウト点が設定されている場合や、プログラム列にDDRが選択されていない場合においても、ビデオクリップを継続して再生させることができます。

グラブの設定 (Grab Configuration)

入力ソースの映像から静止画を直接取得するか、4つのミックス出力の任意の組み合わせから静止画を同時にキャプチャします。

パラグラフテキスト (Paragraph Text)

段落書式のテキストをサポートするタイトルテンプレートを使用して、長い形式の説明、説明、引用符などを簡単に統合できます。

プレイリスト用エフェクト (Playlist Effects)

プレイリストアイテム間にカスタムのトランジションを追加したり、実速度やスローモーション、早送り再生など、クリップごとに再生速度設定を変更して再生ができます。

リアルタイム・クリップ・編集 (Real-Time Clip Editing)

プレイリストに読み込んだクリップのイン点とアウト点を調整してクリップの長さの変更、さらにはクリップの分割、再生開始位置を変更して指定したフレームからクリップを再生開始させることができます。

オペレーション

全般的機能強化 (General Enhancements)

Advanced Edition 3は、ユーザーからの多くの意見を取り入れ、これまで以上に効率的、且つ、直感的オペレーションを可能にするために改善されたユーザーインターフェイスやインジケーター表示、インターフェイス上の各オプションに表示されるツール解説機能、その他の機能およびワークフローに関するさまざまな改良と強化が施されています。

情報通知機能 (Notifications Activity Center)

TriCasterのメイン・インターフェイスの右上に情報通知機能 (Notifications Activity Center)アイコンが追加され、このアイコンをクリックすることで、TriCasterシステムの状態やエラーメッセージ、ファイルのインポートなどといったシステムアクティビティに関する情報を確認することができます。

通知カウンター (Notifications Counter)

ダッシュボード上のアイコンにカウンター表示される新しいシステム通知システムが追加されました。

優先通知機能 (Notifications Priority)

ダッシュボード上のアイコンは色分けされた状態で表示され、通知の緊急度とアクションのレベルがすぐに識別できます。

入力ソースの自動検知 (Auto-Detect)

セッションに指定したフォーマット(解像度やフレームレート)とは異なる解像度とフレームレートのカメラをSDI/HDMI入力端子に接続した場合でも、TriCasterは自動的に検出してすぐさま入力ソースとして使用することができます。

ボタンロック機能 (Button Lock)

ライブ中のミス・オペレーションを防ぐための機能として、コントロールサーフェイス上の任意のボタンにあらかじめロックをかけることができます。

フレームの同期 (Frame Sync)

ゲンロックソースのスループットレイテンシを最小限に抑えるために、TriCaster 860および460の内部フレームシンクロナイザ機能をオプションで無効にできるようになりました。

アンドゥ/リドゥ (Undo/Redo)

アンドゥとリドゥコマンドを利用することで、予期しない結果や変更が加えられてしまった場合に、すぐに元の状態に戻すことができるようになります。

出力

M/Eのクリーン出力 (Clean M/E Output)

サイマルキャスティング、サブミキシング、アーカイブ、または配信の目的で、任意のM/Eバスから「クリーン」なバージョンのビデオミックスを出力することができます。

IP出力 (IP Outputs)

NDI®テクノロジーを利用して最大4つの独立したビデオミックス出力をネットワークに送出し、ネットワークに接続された他の受信機器の入力または配信にNDI出力信号を使用できるようにします。

NDI®ソースの出力 (NDI® Source Output)

SDIやHDMI端子に接続したカメラなどローカルに接続されたビデオソースをNDI®に自動変換してネットワークに出力し、スタジオ、施設、またはパイプラインの他のNDI対応デバイス上で使用することができます。

パブリッシング

ワークフローのエクスポート (Export Workflow)

エクスポートキューからライブ中に取り込んだ映像や画像のエクスポートしたり、トランスコードをサポートする拡張パブリッシング機能を使用して、多くのファイルをさまざまな場所に、対応するフォーマットで公開、送出することができます。

マルチアカウント・パブリッシング (Multi-Account Publishing)

同一ソーシャルネットワーク上の複数のユーザーアカウントに対して同時にメディアを公開し、手軽により多くの友達、ファン、フォロワーに公開できます。

ソーシャルメディア・ターゲット (Social Media Targets)

Imgur、LinkedIn、Vid.me、Vimeoなど、システムから直接ソーシャルメディアネットワークにログインし、メディアを公開できます。

レコーディング

外部レコーディング機能 (External Recorders)

オプションで、ネットワーク越しに最大4つのNDIソースを外部キャプチャリングできます。

高ビットレートMP4レコーディング (High-Bitrate MP4 Recording)

必要とされるフォーマットやワークフローの要求に合わせて、出力される映像を高ビットレートのMP4ファイルとして記録することもできます。

MP3 オーディオ・レコーディング (MP3 Audio Recorder)

必要に応じて、独立したMP3オーディオレコーダーを使用して、選択可能な入力または出力のオーディオのみの録音とキャプチャが可能です。

セッション・レコーディング・フォルダ (Session Recordings Folder)

Session Recordingブラウザフォルダを使用して、現在のセッションで記録された映像や音声をすばやく見つけて確認できます。

リプレイ

外部再生クリップのサポート (External Replay Clips)

外部のNDIソースからキャプチャしたリアルタイムビデオクリップをDDRに追加して再生コントロールすることができます。

ハイライトリプレイ (In-Show Replay Controls)

イントロとアウトロのトランジション、クリップのスピードとデュレーション、カメラアングルの選択、自動再生機能など、トランスポートコントロールやその他のオプション機能を同時使用してハイライト再生ができます。

ストリーミング

ハードウェアベース・エンコーディング (Hardware-Based Encoding)

ハードウェアベースのエンコーディング、および関連するシステムリソースを最適に使用し、ライブストリームを高品質、高解像度で実行できます。

ライブ・ストリーミング・プリセット (Live Streaming Presets)

Facebook Live、Microsoft®Azure®、Periscope、Twitch、YouTube Liveを含め、より簡単な設定とワンクリックプリセットを利用してストリーミングワークフローを簡素化できます。

マルチプラットフォーム・ストリーミング (Multi-Platform Live Streaming)

同時に複数のプラットフォームやサービスにライブストリーミングすることで、より多くの視聴者を引き付け、さまざまな視聴者にアクセスできます。

スイッチャー

Expressモード (Express Mode)

シングル・ストライプ・スイッチャー、拡張マルチビューアー、自動トランジション、直感的なDSKの操作と管理、および強化されたタッチスクリーン操作をサポートした合理化されたワークフローを用意しました。また、ユーザーインターフェイスに表示されるデフォルトのウィンドウが折りたためるようになりました。

Switcherモード

Expressモード

タッチスクリーンのサポート (Source Switching)

スイッチャーボタンを押すのではなく、マルチビューアーで目的のソースのビューポートをクリックまたはタップして、ライブソースを選択して切り替えることができるようになります。

自動ラベル機能 (Auto Labeling)

NDIソース等に対してスイッチャーの名前を付けることで、自動的に関連するボタンにラベルを付けることができます。このオプションで、ライブ入力ソースの種類を視覚的確認できます。

TriCasterに接続されているカメラやハードウェアからの”ビデオソース”や”IPビデオソース”などを、物理的な接続を変更することなく、TriCaster上の任意のスイッチャーチャンネルに外部入力として自由に入力ソースを割り当てることが可能となります。

外部入力ソースの設定 (External Input Configuration)

TriCasterシステムに接続されているカメラ、ハードウェアからのビデオソース、またはIPビデオソースなどといった外部入力に対して、個別に色調整、クロップなどといった設定を行うことができます。

入力ソースのフィルタリング (Input Filtering)

TriCasterのフィルタリングシステムのサポートにより、TriCasterの各入力設定パネルのVideoドロップダウンメニューにリストされる数多くの入力ソース(SDIカメラやNDIソース)の中から、目的の入力ソースを簡単に見つけ出し、各入力チャンネルに割り当てることができます。

キー・レイヤー (KEY Layer)

TriCaster 410およびMiniには、タイトル、グラフィック、およびビデオオーバーレイを適用するためのM/Eに、2番目のKEYレイヤーが追加されます。

ミックス/エフェクト・リエントリ (Mix/Effects Re-Entry)

TriCaster 860と460では、ミックスエフェクトがリエントリできるようになり、より高度なレイヤー構造を設定できるようになります。

ミックス/エフェクト・ソースレイヤー (Mix/Effects Source Layers)

TriCaster 860と460では、ミックスエフェクトに最大4ソースまでの合成レイヤーが利用できるようになり、より多くのバーチャルセットが設定できるようになります。

オーバーレイ (Overlays)

TriCaster 860と460では、ミックスエフェクトに最大4ソースまでのKEYレイヤーを利用できるようになります。

プレビズ (PREVIZ)

PREVIZ機能を利用することで、出力映像に影響を与えることの無いバス上で、スイッチャーやM/Eの設定、およびプレビューができ、その後、ライブ出力、または、設定した状態を複数のバスに対してコピーアンドペーストして適用させることができます。

スイッチャーバンク (Switcher Banks)

スイッチャーのインターフェイスのボタンから、すべての外部入力ソース、DDR、16個のメモリースロットなどの内部ソース、バッファ、M/Eバスにアクセスできるよう、スイッチャーのインターフェイスが2つのバンクに割り当てられ、切り替えることができます。

入力ソース数の追加 (Switcher Inputs)

Advanced Edition 3をアドオンすることで、TriCasterの外部入力チャンネルとして、NDIによる入力チャンネルを4系統増やすことができます。これによって、TriCaster 460と410では6から8(内SDIは4系統)へ、TriCaster 8000や860では10から12(内SDIは8系統)へと入力数が増えることになります。

バーチャルセット

AR(拡張現実)エフェクト (Augmented Reality Effects)

LiveSetのズームとパンの動きを追跡する拡張現実エフェクトを使って、バーチャルセットシーンにもう1つの次元を追加できます。

LiveSet™ レンズフレア (LiveSet™ Lens Flares)

バーチャルカメラの位置の変化に反応するアニメーションのレンズフレアを表示するオプションを使用して、ライブセットのバーチャルプレゼンテーションに臨場感を加えます。

LiveSet™プリセット (LiveSet™ Presets)

TriCaster 410とMiniでは、LiveSetを利用した際のプリセットの数が8から16に拡張されます。

ビジュアル

LiveMatte™ Pro

NewTekの強力なリアルタイムクロマキー技術の最新版を使用して、複数のビデオ信号をコンポジットし、グリーンスクリーンやマット効果を有効にしたり、純粋な品質のライブバーチャルセットを構成できます。

ボーダーエフェクト (Border Effects)

スクリーン上のマルチボックスエフェクトやピクチャー・イン・ピクチャー(DSKやKEYレイヤー)のフレームに、色や影の付いたボーダー枠を設定することができます。Advanced Edition 3に含まれる数十種類のボーダーを選択できるほか、Photoshop(PSD)を使用してそれらコンテンツをベースに独自のボーダーを作成することもできます。

ボックスエフェクト (Box Effects)

ボックスエフェクトを利用して、スクリーンを2分割~4分割にして、それぞれの異なるビデオソースを割り当てることができます。

エッジぼかし (Edge Feathering)

TriCaster 860および460では、エッジにぼかしを加えて、ビデオレイヤー間をよりなめらかに表示させることができます。

COMP(合成)エンジン (COMP Engine)

TriCaster 8000と860、460のスイッチャーとM/Eには、複雑に設定した合成やDVEのモーションを作成してプリセットとして登録しておく機能をサポートします。これにはDSKの位置やキーフレーム、エフェクト設定も含まれます。さらにバスごとに16個のプリセットが登録でき、サムネイル用のスナップショットやラベル付けもできるため、即座に選択して呼び出すことができます。

イメージ・プロセシング (Image Processing)

静止画とグラフィックの処理、さらに高品質のLiveSet™レンダリングとスケーリング処理の強化により、これまで以上に洗練されたビジュアルを実現します。

リアルタイム・モーション・トラッキング (Real-Time Motion Tracking)

TriCaster 860と460は、LiveMatte機能とリアルタイムモーショントラッキング機能を使用して、一例として”単色のフリップ”に対して別の映像を割り当て、フリップのサイズ、アスペクト比、位置、回転の変更に関係なく常にマッピング、モーショントラッキングさせることができます。

※補足:この機能はTriCaster 8000は標準でサポートしています。また、TriCaster 410とMiniはこの機能はサポートされません。

ビジュアルの強化(Visual Enhancements)

LiveMatte™にルマキー設定の統合され、合成とトランジションのためのよりクリエイティブなオプションが利用できます。

ワークフロー

ファイルフォーマットの互換 (File Format Interoperability)

JPEG-XR、JPEG2000、WebPなど、さまざまなメディアファイル形式を扱うことができます。

IPタリー (IP Tally)

IPを介してTriCasterに出力を送信している互換性のあるシステムに、ネットワークを介して放送中のステータスを視覚的に示します。

LTC

互換性のあるLTCタイムコードソースを接続するだけで、24時間ラップアラウンドを含む外部タイムコードを自動で認識します。

※本ページに記載の機能や仕様は予告無く変更されることがあります。