3Play :
4Kモニターの利用について
TriCaster等のシステムを使用する際に、4Kモニターを接続して利用しようとすると、以下のような問題が発生することがあります。
- ソフトウェアインタフェースでアイテムをクリックすると、マウスが反応しなくなる。
- 「Running your GPU at high resolution may impact performance」というエラーメッセージが表示される。
- モニターを接続しても、画像が表示されない。
4K入出力をサポートしているデバイスもありますが、インターフェイス・モニターに4Kモニターを使用することはできません。NewTekは、マルチビュー/インターフェース・モニターとしての4Kモニターの使用を推奨、サポートしていません。
- モニターの解像度が1920x1080以下に設定されていることを確認してください。
- Windowsの画面設定で、 "Scaling "が100%(それ以上は不可)に設定されていることを確認してください。
- トラブルシューティングとして、デバイスと接続されたモニターの間にエクステンダーやアダプターを設置しないでください。 EDIDハンドシェイクが起動時にディスプレイの識別に失敗し、問題が発生することがあります。
TriCaster アップデートの不具合報告
NewTek のウェブページ「Product Updates and Downloads」に掲載されておりましたアップデートにて一部不具合の報告を受けております。
不具合対象のバージョン
- 7-7-210722
- 7-7-210823
対象機種
- VMC1
- TriCaster® 2 Elite
- TriCaster® TC1
- TriCaster® TC410 Plus
- TriCaster® Mini 4K
同バージョンにアップデートを行われているお客様は、メーカーからのバグフィクス版の発表をお待ちいただくか、ダウングレードをおすすめいたします。ダウングレード方法についてご不明な場合には、お手数をおかけいたしますが NewTek サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
NewTek テクニカルサポート受付フォーム : https://tricaster.jp/contacts/
NVidiaドライバーのアップデートと標準ドライバとDCHドライバの比較
NVidiaドライバーのアップデートと標準ドライバとDCHドライバの比較
2019年12月9日以降、nVidiaはすべてのドライバーのダウンロードを「DCH」バージョンに変更しました。 これらのドライバーは、互換性のためにWindows 10ビルド1803以降を必要とするドライバーインストールパッケージを使用しています。 NewTekシステムは、このバージョン以前のWindowsのビルドで動作するWindows 10 LTSB(Long Term Service Branch)を使用しています。 LTSBバージョンのWindowsは「DCH」パッケージのドライバーをサポートしておらず、標準のドライバーインストーラーが必要です。 ドライバー自体の機能はDCH版と標準版で違いはありませんが、インストール方法が異なるだけです。
nVidiaサイトのメインダウンロードリンクから入手できるドライバーは、DCHバージョンのドライバーを入手できます。 正しいドライバを入手するには、標準ドライブのダウンロードが可能なドライバ検索ページ(nVidia Driver Download link)に進み、以下に記載されているステップ5に進みます。 nVidiaのサイトから手動でページを探したい場合は、以下の手順に従ってください。
注:DCHと標準バージョンのドライバーには機能的な違いはなく、インストールの方法が異なるだけです。
1.www.nvidia.com にアクセスします。
2.ページの上部にある「SUPPORT」リンクをクリックします。
3.「 Find the latest driver」のリンクをクリックします。
4. ページの下部近くにある「Beta and Older Drivers」をクリックします。
5. 以下のオプションを選択してダウンロードします。
オペレーティングシステムが「Windows 10 64bit is selected」に設定されている
Windowsドライバーの種類が「Standard」に設定されている
Recommended/Betaが'Recommended/Certified'に設定されている
6. 「Search」ボタンをクリックします。
7. 検索結果の一覧で、ダウンロードしたい「GeForce Game Ready Driver」を選択する。一般的には、インストールするTriCasterのリリース前の日付のままの最新のドライバーを選択することをお勧めします。
8. 「Download」ボタンをクリックして、ドライバーを入手します。
TriCasterや3Playのキーボードショートカットを変更するには
TriCasterや3Playには、標準で多くのキーボードショートカットが用意されています。
このキーボードショートカットは、システムマクロコマンドに割り当てられているため、マクロの設定を開くことで変更することや無効にすることが可能です。
ライブデスクトップのダッシュボードにあるMacrosボタンをクリックし、Configure Macroメニューを選択することでマクロの編集やキーボードショートカットの割り当てを行うことができます。
Macro Configurationパネルを開くと、System Commandsフォルダが選択でき、右側にはコマンドとショートカットリストが表示されます。
ショートカットキーを割り当てたいコマンドを選択し、下部のTriggersにある1~4の入力フィールドのどれか1つをクリックすることで、トリガーとなるショートカットキーを割り当てられる状態にし、実際に割り当てたいキーボードのボタンやデバイスのボタンを押すことで、ショートカットキーの変更や割り当てが行えます。
コマンドの左側に表示されるチェックマークを外すことにより、ショートカットキーの操作を無効にすることもできます。
NDI送受信と遅延の問題解決に関するAceess Managerの設定
ネットワーク内のNDIソース送信の問題や遅延については、NDIトラフィックが正しくルーティングされていない、またはマルチキャスト送信が正しく設定されていないことが一般的な原因として挙げられます。
NDIソースの送受信や遅延に関連する問題を解決するには、Access Managerを使用します。最新の NDI 4.x ツールを実行しているデバイスと旧NDI 3.x ツールを実行しているデバイスとの間で下位互換性を持たせることもできます。 Access Manager(NDI Tools Pack)の[Advanced]タブにある、受信モードでUDPを優先に設定します。
*注意
TriCaster/VMC1のソフトウェア上では、Add-OnsメニューからNDI Access Managerを選択して設定することができます。
マルチキャストを有効にする場合、ネットワークスイッチを含め、マルチキャストのネットワーク環境が正しくセットアップされている必要があります。使用しているシステムがTCPパケットをネットワークに送信している可能性があり、これがネットワーク上でDDOS攻撃として作用している可能性があります。これはマルチキャストを無効にすることで解決します。
*マルチキャスト設定についてはネットワーク管理者とご相談の上、正しく環境を構築の上、使用してください。
Access Managerでは、Advancedタブを開き、「Multicast Sending Enabled」のチェックぼっくを外すことでマルチキャストを無効にできます。
Windows 10でのWindows Updateのスケジューリングについて
旧バージョンのWindowsとは異なり、Windows 10のアップデートは自動的にインストールされ、オフ(無効)にすることはできません。このため、Windows 10上で動作しているTriCasterやその他NewTek製品のライブプロダクションで問題が発生することがあります。使用中にWindowsアップデートのプロンプトが表示されないようにするには、システムのアップデートをスケジュールすることができます。
1) Windowsのスタートメニューを選択し、gpedit.mscと入力後、表示されるアイコンをクリックして、Local Group Policy Editor(ローカルグループポリシーエディタ)を開きます。
2) Local Group Policy Editorで、コンピュータの下記設定へ移動します。
\Administrative Templates\Windows Components\Windows Update
表示される設定のうち、「Configure Automatic Updates」をダブルクリックします。
3) 表示されるウィンドウで、「Enabled」を選択し、オプション4の「Auto download and schedule the install」を選択します。
4) ここで、システムを使用しない時間帯にアップデートをスケジューリング、設定してOKか、Applyボタンを押してください。
Core Update(コアアップデート)の実行方法について
Newtekカスタマーサポートは、トラブルシューティングの一環として、コアアップデートが必要であることをアドバイスすることがあります。 この処理は、NewTekソフトウェアとビデオとオーディオ入出力用のNewTekハードウェアとの通信に関連しています。
Core Update(コアアップデート)は以下のような手順で実施します
(実施に使用するファイルの場所はシステムによって異なります):
下部に記載されているCore Updateファイルの場所を確認して実行してください。
1) Updateforce_shutdownという名前の.batファイルを実行(ダブルクリック)します。
2) コマンドプロンプトが開き、コアアップデートの処理が開始され、処理が完了するとプロンプト画面が閉じます。
3) システムが自動的にシャットダウンされます。シャットダウンされないようであれば、電源を切り、5分程度時間をおいてください。
4) システムを再起動し、ソフトウェアを再度開いて、必要であれば動作テストを行ってください。もしお持ちの問題が解決されない場合には、テクニカルサポートへご連絡ください。
Core Updateファイルの場所:
Standard Edition、Advanced Edition 2: C:\TriCaster\Drivers\WDF\Core
TC2Elite、TC1、Advanced Edition 3: C:\Program Files\NewTek\TriCaster\Drivers\WDF\Core
VMC1: C:\Program Files\NewTek\VMC1\Drivers\WDF\Core
TalkShow 100、4000: C:\Program Files\NewTek\NewTek TalkShow\Drivers\WDF\Core
Media DS: C:\Program Files\NewTek\MDS1\Bin64\Drivers\WDF\Core
3Play 4800、3p1: C:\3Play\Drivers\WDF\Core
*NC1 I/Oにはコアアップデートのオプションはありません。
3P1 と NDI® Telestrator Pro
3Play 3P1に付属のNDI® Telestrator Proテクノロジーを使用すると、ネットワーク接続されたPCやタッチスクリーンデバイスから、画面上に注釈を付けたり、ネットワーク経由ですぐにリプレイを再生したりすることができます。
※NDI® Telestrator Proは、Windows版のみです。
使い方:
Telestratorアプリケーションのインストーラは、3P1の C:\3Play\Etras フォルダにあります。
外部PCに NDI Telestrator Pro をインストールして起動し、インターフェース右上のビデオソースコントロールを開いて、3Play 3P1システムから「Clean(クリーン)」なNDI出力ソースを選択します。
3P1システムから出力されているND出力ソースををTelestrator ProのAとBの描画キャンバスに割り当てることができます。
反対にTelestrator Proに描画した内容は、NDIのソースとして出力されるので、3P1のDSKソースとして利用することができます。
複数モニターに操作画面を表示する順番と設定を行うには
TriCasterや3Play本体に複数のモニターを接続し、マルチモニターで使用したときに、モニターの配置位置や表示の順番(プライマリとセカンダリなど)を変更する場合には、NVIDIAコントロールパネルの調整を行い、Windowsのディスプレイ設定を変更します。
Windowsのデスクトップ画面に移動し、デスクトップ上の何もない部分を右クリックして、NVIDIA Control Panelを開きます。
表示されるウィンドウの左側にある、Set Up Multiple Displayを選択し、モニターの順番などを正しいものへ入れ替えます。YesのボタンとApplyボタンを押さずに終了すると、設定は変更されません。
設定が完了したら、アプリケーションを起動して正しく表示されることを確認してください。
注意:4K(3840x2160などに)対応したモニタ-が混在している場合、解像度が正しく認識、表示できないことがありますので、そのようなときには、設定ウィンドウで各モニターの解像度(resolution)を1920x1080などに揃えてご使用ください。
3Play 3P1本体がサポートする3G-SDIフォーマットについて
3Play 3P1本体に付属のSDIコネクタは、3G-SDIをサポートしていますが、Level-Bの信号を入力することはできません。
正常に映像信号の入力が確認できない場合には、各システムのSDIコネクタに接続している信号が、Level-Aで出力されているのかを確認してください。
購入したLivePanelのライセンスを有効にするには
TC1や3P1にLivePanelのライセンスを登録するためには、以下の手順でLivePanelのシリアル番号を本体に入力してください。
1. HomeページからAdministrator Mode(3P1はUtilities)に移動します。
2. Add Feature Keyのウィンドウを開き、LivePanel用の15桁のシリアル番号を入力します。
3. Enable Featureをクリックし、ウィンドウを閉じます。
これでLivePanelの機能が有効となります。
セッションを開いてから外部PCのウェブブラウザを利用して、本体のIPアドレスにアクセスし、LivePanelのページが開くことを確認してください。
デフォルトのユーザー名とパスワードは Admin です。
使用できるMIDIパッドはどのようなものがありますか
TriCasterでは、Novation LAUNCHPADをUSB接続して利用することができます。
LAUNCHPAD MINI
https://global.novationmusic.com/launch/launchpad-mini#
マクロ機能を各ボタンに割り当てでき、さらにボタンひとつ一つの色をカスタマイズするためのツールがTriCasterに標準で付属しています。
ウィルス対策ソフトをインストールするには
マルウェア(ウィルスやスパイウェアなど悪質なソフトウェア) 対策のソフトウェアは、システムの処理速度を大幅に低下させます。
そのため、外部からファイルを読み込むときは、ウィルス感染などがないか、十分にその安全性を確かめてから行ってください。
また、システムに接続するメディアも、事前に安全確認を行ってください。ノートPC やその他システムを接続する前にウィルスチェックをしておくことが理想的です。
どうしてもウィルス対策ソフトをインストールしなければならないときは、ライブイベント中は、バックグラウンドで自動スキャンなどが始まらないように、作業を開始する前にアクティブなすべての機能を停止してください。
セッションの名前を変えるには
1. はじめに、名前を変更しようとしているセッション内で使用しているデータ(キャプチャーしたクリップなど)を含むすべてのドライブが接続されているかを確認してください。
2. スタートアップスクリーンのHomeページで、変更したいセッションの名前を右クリックしてください。
3. メニューのRenameをクリックしてください。
3Playでライブのカメラを切り替えるには
コントローラを利用して、出力したいチャンネル(A/B)を選択し、LIVEボタンが選択されていることを確認します。
コントローラ左下にあるANGLEボタンを押しながら、カメラの番号(1-4、または1-8)を押すとカメラアングルが切り替えられます。
Tバーを動かしても再生が開始されません
3PlayコントローラのTバーを動かしても再生が開始されない場合、Tバーが一番下0%の位置に戻っていないことが原因です。
Tバーでスロー再生コントロールしている状態(1~100%の速度範囲内)で、再生停止ボタンを押し、その状態からTバーで再生を再開させようとしても再生は開始されません。
一度Tバーの位置を一番下(0%)に戻してから再生を行ってください。
TriCasterや3Playで収録したMOVファイルが自分のPCで再生できません
TriCasterや3Playで収録されたQuickTime(.mov)ファイルを自分のPCや編集アプリケーションで再生、読み込みができない理由は、収録ファイルを再生するためのコーデックがPCにインストールされていないためです。
下記のNewTek社ウェブサイトよりコーデックがダウンロードできます。
Codecs & Utilitiesの項目にあるNewTek Codecをお使いのPCにインストールしてください。
https://www.newtek.com/downloads/
※Downloadボタンを押して、名前、メールアドレス、国を選択するとダウンロードが行えます。
ジョグシャトルでイン点より前、またはアウト点より後ろに進められません
3Playのコントローラにあるジョグシャトルを使用して、クリップリストにあるアイテムのイン点とアウト点を操作する場合、通常のジョグコントロールでは、イン点より前、アウト点より後ろには進めることはできません。
アイテムに設定されているイン点やアウト点を越えて、イン・アウト点を設定しなおしたい場合には、コントローラのSHIFTキーを押したままジョグシャトル・コントロールしてください。SHIFTキーを押した状態であれば、イン点やアウト点を超えたタイムコードまで現在のフレームを進めることができます。
選択しているアイテムに対して、新たにイン点やアウト点を設定しなおす場合には、SHIFTキーを押しながら、SET/IN、SET/OUTボタンを押してください。
カメラからの入力映像が正しく表示されません
カメラSDI入力映像が正しく表示されない場合、カメラの出力信号とTriCasterや3Playの入力設定が合っていない可能性があります。
例えば、カメラの出力設定が720pになっている状態で、TriCasterや3Playの入力設定が1080iになっていると、入力映像が二重に重なった状態で見えることがあります。
カメラの出力設定を変更するか、TriCasterや3Playの入力設定を変更して、フォーマットを合わせてご使用ください。
SDI/HDMIのコンバータやビデオルータを利用して接続している場合には、各機器の映像フォーマットの設定をご確認ください。
HDMI版をご使用の方は、HDMIケーブルを延長しすぎていないか、HDMIケーブルによっては入力側と出力側の接続方向が決まっていますので、ケーブルのコネクタ表記などをご確認ください。
電源を入れたのに操作モニターが表示されません
本体の電源が入っているのに、操作用モニターに何も表示されない場合、モニターケーブルの接続位置が間違えている可能性があります。
TriCaster 460/410/3Play 440の場合: モニター用のDVIケーブルをTriCaster本体背面の真ん中にあるDVIポートに接続しなおしてください。
TriCaster Mini/3Play Miniの場合: モニター用のDVIケーブルをTriCaster本体背面の下部にあるDVIポートに接続しなおしてください。
接続しなおしても表示されない場合には、DVIケーブル、もしくはモニターを交換して接続しなおしてから本体の電源を投入してください。
LTCの入力はできますか?
アナログ音声入力に接続することで外部からのLTCを受けることができます。
3Play 4800は、アナログオーディオ入力の7Ch(XLR)、3Play 440はアナログオーディオ入力の3Ch(Phone)に接続してください。 操作画面右上の時計が表示されているところからLTCの設定を選択することができます。