Newtek NewTek VMC1™ (生産終了)

これまでの概念を取り払う最先端のライブ・コンテンツ制作環境

NewTek VMC は、ライブ・コンテンツ制作において、ハード的に制約や制限を受けることなく、
ネットワーク上のすべてのシステムやデバイスとのソースをやり取りできる環境を提供します。

相互接続を可能とするコンテンツ制作環境

NewTek社 VMC は、昨今の映像・放送業界におけるIPベース移行が急速に進む中、NewTek社独自のIP伝送プロトコルテクノロジー NDI(ネットワーク・デバイス・インターフェイス)を実装し、最大44チャンネルまでのスイッチングを可能とするSDI/IPハイブリッド(本体へのSDI入力は標準4チャンネル、オプションモジュール追加によりSDI入力の追加も可能)、または、IP専用環境を提供する ライブ・ビデオプロダクションシステムです。

 

NewTek社 VMC は、テレビ放送、スポーツ、eSports、コンサート、カンファレンスなど多くの入力ソースを必要とされるライブコンテンツ制作・配信事業を営むプロダクションの方へ、利用環境に応じて柔軟に機器構成の変更を可能とするライブ・プロダクションシステムです。

NewTek VMC は、IPのもつ利便性、効率性、そして柔軟性に、NewTek社のソフトウェアベースのライブ・プロダクションテクノロジーを兼ね合わせることで、"相互接続"という新しいワークフローの概念を提供します。

NewTek社が提供するNDIテクノロジーを利用することで、ネットワーク上に映像や音声を送出することにより、離れた環境下でもネットワーク経由で相互に接続、通信、共有させることができます。入出力ソースや、メディアアセットは、ネットワーク上のどの拠点からでも、誰からでもアクセス可能となり、簡単にNewTek VMC の入力ソースとして利用することができます。NewTek VMC は、従来のテクノロジーによって課せられたさまざまな制限から解放し、これまでにない規模と範囲におけるワークフローを可能にします。

NewTek VMC1 システム構成

NewTek社 VMC は、日々進化し続ける映像・放送テクノロジーにおいて、これまでの設備投資を損なわないよう、将来のビジネス成長と共に変化する映像制作環境を見越して設計されています。NewTek社 VMC は、NDIテクノロジーとモジュールアーキテクチャで構成されており、スケーラブルなプロダクションネットワークの構築、マルチソースのビデオミキシング、そして事実上無限のビデオソースへのアクセスが可能です。さらにテレビ放送レベルの出力配信を可能とし、従来のワークフローを超越した斬新なビデオエコシステムを提供します。

 

NewTek VMC の製品ラインアップは、最大64ソースのチャンネルスイッチングを可能とするメインシステム『VMC1システム』、複数のVMC1システムの制御を可能とする4段スイッチャー『4-Stripeコントロールパネル』、または、2段スイッチャー『2-Stripeコントロールパネル』、更に、入出増設オプションとしてVMC1システムのSDI/IP入出力を拡張するための『Studio Inputモジュール』と『Studio I/O モジュール』から構成されます。それらすべてはネットワーク上で相互接続され、従来のSDIベースにおける制作環境との互換性を持ちながら、NDIテクノロジーを活用することで、標準のIPネットワーク経由で映像、音声、メタデータを、VMC1システム間同士だけでなく、NDI互換のシステム、デバイス、PCなどとの相互伝送を可能とします。

SDI入出力も兼ね備えたIPシステム

NewTek VMC は、標準でSDIの入出力を各4チャンネルずつサポートしています。加えて、オプションの入出力モジュールをネットワーク上に接続するだけでさらに多くのSDI入出力を増設することができます。つまり、NewTek VMC は、これまでの設備投資を無駄にすることなく既存のSDIベースのシステムや機器、インフラに共存させることができます。また、入出力数の追加要望に応えて高価なビデオルーターを買い替える必要はありません。

 

VMC1システムは、SDI入力を4チャンネル、および、NDIによるIPを介して最大44チャンネル(SDI入力4チャンネルを含む)まで入力ソースを利用することができます。もしSDI入出力がより必要となる場合、入出力モジュールをネットワークに追加するだけです。また、IPによるライブ・コンテンツ転送を行うために高価なネットワーク機器を新たに購入する必要もありません。1080/60pの映像も100Mbpsの帯域で伝送できるため、非圧縮映像のIP伝送とは異なり、一般的なギガビットイーサーでも、双方向伝送が可能です。10Gbpsイーサネットなどを使用すれば膨大なデータのやり取りが可能となります。


IPの柔軟さを活かしつつ、かつSDI接続で映像送出を可能とするNewTek VMC は、ライブ映像制作・配信を担うユーザーの規模や環境に応じて、パワフル、かつ柔軟な大規模プロダクション環境を提供します。

4K/60p対応

ビデオ入力:
オプションモジュール「NC1 Studio I/O Module」、または、オプションソフトウェア「Connect Pro」を使用して、ネットワーク経由にて最大44チャンネルまでの4K UHD(2160p 59.94)の映像ソースを入力ソースとして割り当てることができます。
 
ビデオ出力:
NewTek社 VMC1システムは、標準搭載の3G-SDI QuadLinkにより、または、ネットワーク経由によるIP出力として4K UHD(2160p 59.94)の映像ソースを1系統のみ出力することができます。

NewTek VMC エコシステム

最新のアプローチ

●制作環境に合わせたシステム構成やコントロールを可能とするモジュラーアーキテクチャ
●IPを介して他社システムやデバイスとの相互運用を可能とするNDIのネイティブインテグレーション
●マルチソースビデオミキシング、オーディオ、マルチメディアおよびビジュアルエフェクト、マルチ配信出力などコンテンツ制作には欠かせない様々な機能を標準搭載する拡張性豊かなターンキーシステム
●リアルタイムによるマルチフォーマット処理、および、4K Ultra HD/60fps(*1)を含む新しい伝送規格のサポート

 

備考:
(*1) VMC1システムに4K UHDの映像ソースを入力するためには、オプションモジュール「NC1 Studio I/O Module」、または、オプションソフトウェア「Connect Pro」を使用して、ネットワーク経由にて割り当てる必要があります。また、VMC1システムの3G-SDI QuadLink より、4K UHDの映像ソースを1系統のみ出力することができます。

 

NC1 Studio I/O ModuleやConnect Proに関する詳細はこちら

ライブに欠かせない便利な機能

●エコシステム全体のプロダクションコンテンツの収録、再生、およびアーカイブのための包括的なマルチチャネル録画構成
●トランスコーディング機能によるソーシャルメディア、ストレージボリューム、Webベースの配信先にクリップやレコーディング中のデータをリアルタイムに直接アップロード
●ライブ中のコントロール、収録、ハイライトシーンを可能とするマルチアングル・インスタントリプレイ機能
●汎用的ノンリニア編集システムとのファイルベースにおけるワークフローを可能とするメディア相互運用

●エコシステム全体のプロダクションコンテンツの収録、再生、およびアーカイブのための包括的なマルチチャネル録画構成
●トランスコーディング機能によるソーシャルメディア、ストレージボリューム、Webベースの配信先にクリップやレコーディング中のデータをリアルタイムに直接アップロード
●ライブ中のコントロール、収録、ハイライトシーンを可能とするマルチアングル・インスタントリプレイ機能
●汎用的ノンリニア編集システムとのファイルベースにおけるワークフローを可能とするメディア相互運用

NewTek VMC™製品ラインアップ

NewTek VMC1™ システム
44チャンネル スイッチャー ライブ・プロダクションシステム
4-Stripe/2-Stripe Control Panel
操作環境をカスタマイズ可能な コントロールパネル
NC1 Studio Input モジュール
SDI to NDI 入力ソース増設オプション
NC1 Studio I/O モジュール
SDI & NDI双方向 入出力増設オプション