TriCaster® シリーズ TriCaster® 2 Elite

  • 4K/60P
  • 3RU
  • NDI

TriCaster® 2 Elite 技術仕様

ビデオ入力

最大 32 系統の外部映像ソースの同時入力に対応。UHD 60fps (2160p 59.94) までのあらゆる解像度、映像ソースとの互換性、組み合わせをサポート

ネットワークビデオ入力

NDI を利用し、最大 32 系統の IP ビデオ入力に対応。フィルとキー信号をサポート

SDIビデオ入力

8 系統の 3G/HD/SD-SDI 接続のビデオ入力をサポート。フォーマット、解像度、フレームレートはどの組み合わせでも利用可能 2

  • 1080p : 59.94, 50, 29.97, 25
  • 1080i : 59.94, 50
  • 720p : 59.94, 29.97, 25
  • 576i 50
  • 480i 59.94

1 NewTek NC1 モジュール (別売入力オプション) の追加により、3G/HD/SD-SDI ビデオ入力、もしくは 4K UHD (Quad-Link 3G-SDI) を 32 系統まで拡張可能。

2 使用可能なフレームレートは、セッションビデオ規格 (NTSC または PAL) によって異なります。

PTZ

最大 32 台のパン-ティルト-ズーム (PTZ) ロボットカメラの同時接続をサポート。RS232 や RS422、IP 経由などのシリアルまたはネットワークプロトコルを利用したコントロールとプリセット設定が可能

電話会議

Live Call Connect 機能を使用したソフトウェア統合により Microsoft Skype™ / Microsoft Teams™ / Zoom Meetings™ / GoToMeeting™ / Discord™ / Tencent™ から複数の同時ビデオ通話入力をサポート

ビデオ出力

最大 8 系統の HD または 2 系統の UHD ビデオミックス出力を設定可能。SDI と IP からも同時出力可能

ネットワークビデオ出力

NDI 経由で 48 系統の IP 出力 (HD および SD セッションのみ)

  • 最大 1080p 60fps (1080p 59.94) までのビデオミックス出力 × 8 系統、または最大 UHD 60fps (2160p 59.94) までのビデオミックス出力 × 2 系統
  • ローカル SDI 入力から変換した NDI 経由の IP ソース出力 × 8 系統、または最大 UHD 60fps (2160p 59.94) までのアップコンバートした出力 × 2 系統
  • NDI 経由のアルファチャンネル対応メディアプレイヤー出力 × 4 系統
  • NDI 経由のアルファチャンネル対応バッファ出力 × 15 系統
  • マルチビューワ出力 × 3 系統 (モニターが 3 台接続されている場合)。2 系統の 4K マルチビューワ出力と 1 系統の HD をサポート
  • マルチビューワ用ユーザーインターフェース × 1 系統
  • テレプロンプター出力 × 1 系統 (LiveStory™ Creator)
  • NDI 経由の IP 内部ルーター出力 × 8 系統

SDIビデオ出力

8 系統の 3G/HD/SD-SDI 接続は、以下の設定が可能

  • 8 系統の独立した 3G/HD/SD ビデオミックス出力 3
  • または、3G-SDI クアッドリンク接続で 2 系統の最大 UHD 60fps (2160p 59.94) ビデオミックス出力
  • 3 使用可能なフレームレートは、セッションビデオ規格 (NTSCまたはPAL) によって異なります。

ストリーム出力

2 系統のストリーミング出力を個別の解像度にて出力可能。また同時ストリーム収録も可能。SRT ストリーミングが可能になりました

マルチビューワ出力

一般的なディスプレイ解像度で 4 系統のマルチビューワ出力が可能。4K 対応の DisplayPort 出力 × 2 系統

  • HDMI 出力 × 1 系統
  • DisplayPort 出力 × 3 系統

Mix/Effectバス (M/E)

  • リエントリー可能な M/E バス × 8 系統
    • M/E バス毎に 4 ソースまでのチャンネル設定が可能 × 1 系統
    • 各バス毎のキーレイヤー × 4 系統
    • 各バス毎のメモリースロット × 9 系統
  • PREVIZ 設定とプレビューバス × 1 系統

DSKチャンネル

DSKチャンネル x 4系統

メディア

  • メディアプレーヤー × 合計 5 系統
    • DDR (デジタルディスクレコーダー) × 4 系統
    • Sound (サウンド) × 1 系統
  • メディアバッファ × 合計 15 個
    • アニメーションバッファ × 10 個
    • グラフィックバッファ × 5 個

キーヤー

すべてのソースと M/E バスに LiveMatte™ クロマ/ルマキーテクノロジーサポート

  • 入力キーヤー × 32 系統
  • メディアプレイヤー用キーヤー × 4 系統
  • M/E 用キーヤー × 8 系統
  • PREVIZ 用キーヤー × 1 系統
  • バッファレイヤー × 15 系統

COMPs (合成)

ビデオ合成用 (COMPs) エンジンがスイッチャーと各 M/E バスに搭載。レイヤー設定、作成、保存、さらに DVE スタイルのモーションシーケンスが可能

  • 各バス毎に設定可能なCOMP プリセット × 16 個

バーチャルセット

LiveSet™テクノロジーを搭載し、標準で30種類以上のバーチャルセットグループやボックスエフェクトを同梱

DataLink

DataLink™ テクノロジーにより、システム内部、もしくは外部からの入力データをリアルタイム、且つ自動的に反映可能。Web ページやスプレッドシート、スコアボード、データベース、RSS フィード、XML ファイル、CSV、ASCII コードなどのデータを利用可能

マクロ

ユーザーが設定した操作手順を記録、保存、編集して自動コマンド化

  • 設定したマクロを、コントロールパネル、キーボードキー、さらには、ホットスポット、MIDI、X-keys® ボタン、GPI トリガーへ割り当て可能
  • 音声、メディア再生、タリーや任意のスイッチャーアクションなど、イベント情報や状態の変更を含めることも可能
  • ウェブベースのインターフェースからのコントロールもサポート

レコーディング

最大 32 系統のビデオチャンネルを収録可能

  • 設定可能な M/E チャンネル HD × 8 系統 または UHD × 2 系統
  • SDI からのベースバンド入力 × 8 系統
  • DDR (デジタルディスクレコーダー) × 4系統
  • ストリーミングエンコーダー × 2 系統
  • DDR から再生されているファイルもサポート
  • 各入力にインスタントリプレイ機能を搭載
  • 合計 32 系統の入力を設定可能

ストレージ

4TB メディアストレージ (4 台の 1TB SSD 内蔵ドライブをストライピング)

  • 記録時間は、保存するフォーマットや解像度などファイルの仕様に依存
  • USB 3.2 type A × 7、USB 3.2 type C × 1、USB 2.0 2 (Gen2、Type A) × 1 接続で外部ドライブへの記録をサポート
  • サードパーティ製の共有ストレージソリューションが利用可能

グラブ

ビデオソースや出力信号から、フル解像度、デインターレースされた静止画像の取り込みが可能

エクスポート

ソーシャルメディア、FTP、ローカルや外部ボリューム、ネットワークサーバーへビデオやファイルをエクスポート可能、トランスコードオプションあり

オーディオ

  • 16 チャンネルのオーディオパススルー
  • 8 チャンネルオーディオに対応したマルチチャンネルオーディオミキサー、デジタルシグナルプロセッサ (DSP) と 4 × 8 × 8 オーディオ入力ルーティング機能

ローカルオーディオ入力

  • SDI エンベデッド × 8 系統
  • バランス XLR ステレオペア (ラインレベル) × 1 系統
  • バランス 1/4” ステレオペア (ラインレベル) × 3 系統

ローカルオーディオ出力

  • SDI エンベデッド × 8 系統
  • バランス XLR ステレオペア × 1 系統
  • バランス 1/4” ステレオペア × 1 系統
  • バランス 1/4” ステレオ (フォン) × 1 系統

ネットワークオーディオ

  • NDI 経由でのネットワークオーディオの入出力を標準サポート
  • NDI 入出力のビデオ信号にオーディオのエンベデッドが可能
  • Audinate® 社の Dante™ ネットワークプロトコルをサポート 5
  • WDM オーディオドライバ互換の AES67 をサポート6
  • 5 Dante を利用の場合、Audinate 社の Dante バーチャルサウンドカードのライセンスが必要
  • 6 AES67 を利用の場合、サードパーティ製のバーチャルサウンドカードのライセンスが必要

サポートしているメディアファイルフォーマット

マルチメディアファイルのインポートと保存、再生が可能。トランスコーダー付属

  • ビデオ: AVI, DV, DVCPro, DVCProHD, FLV, F4V, H.263, H.264, MOV, MKV, MJPEG, MPEG,
  • MP4, WMV, WebM, 他
  • 画像: PSD, PNG, TGA, BMP, JPEG, JPEG-XR, JPEG2000, EXR, RAW, TIF, WebP, 他
  • オーディオ: AIFF, MP3, WAV, 他

モニタリング

4 台までのマルチビューワディスプレイに対し、ワークスペースやビューポートの設定が可能。2 台の 4K マルチビューワに対応。その場合、残りの 2 台 は HD のマルチビューワ

信号のモニタリング

内蔵された波形モニターやベクトルスコープは、ITU-R Rec.709をサポートし、デジタルのキャリブレーションやカラープレビューがフルフィールドレートで表示可能

プロセシング

・ビデオ : フローティングポイント YCbCr + A 4:4:4:4
・オーディオ : フローティングポイント 96kHz

スルーアウトレイテンシ

  • ~1.5-2.5 フレーム

映像・音声

  • UHD ビデオ : SMPTE 2036 準拠 (UHDTV1 スクエアディビジョンを使用)
  • 3G-SDI ビデオ : SMPTE 424M (Level A) 準拠
  • HD-SDI ビデオ : SMPTE 292M 準拠
  • SD ビデオ : SMPTE 259M、ITU-R BT.656 準拠
  • アナログオーディオレベル : SMPTE RP-155 準拠

タリー

ハードウェアの HD15 ピン GPI コネクタ、もしくは NDI 接続によるタリーサポート

ゲンロック

SD (Bi-level)、もしくはHD (Tri-level) のリファレンス信号をサポート

GPI

JLCooper Electronics eBox GPIインターフェースを利用したGPI信号をサポート

MIDI

サードパーティ製のデバイスで使用される一般的なMIDIプロトコルをサポート

システムドライブ

250GB SSD

NIC

  • 10 GbE NIC × 1系統
  • 1 GbE NIC × 1系統

ハードウェア

3RU ラックマウント型筐体、650W 二重化電源、積層型ハードウェア、フェイルセーフソフトウェア

  • サイズ (ラックマウント耳含む) : 48.3×13.34×53.65cm (19.0×5.25×21.12 インチ)
  • 重量:11.91kgs
  • 7 カッパーケーブルまたは光学 SFP が必要です

※2023年3月まで TriCaster / 3Play 製品等の出荷時にステップアップトランスを同梱しておりましたが、製品の改良に伴い、現在は付属しておりません。

※記載の機能や仕様は予告無く変更されることがあります。
※詳細やご不明点はお問い合わせください。