1. デスクトップモニター
TriCaster上のインターフェイスにあるオンスクリーン・モニターによって、外部プレビューモニターを用意しなくても、入力映像やビデオクリップ、iVGAを利用したコンピュータ画面の映像を同時に確認することができます。セカンドモニターをTriCasterに接続することにより、各素材の映像を様々な組み合わせでセカンドモニターへと表示させることもできます。
2. ネットワークソース
コンピュータスクリーン、iPadやiPhoneなどのワイヤレスのApple AirPlay機器を同一のローカルネットワークに接続し、表示させることができます。TriCaster 460は、NewTek社の3PlayやTriCaster 8000システムからのネットワーク信号出力を受けることも可能です。
3. プレビューモニター
プレビューモニターで次に出力したい映像を確認することができます。プログラム出力する前に、タイトルやオーバーレイを実行した場合の効果を事前確認することが可能です。
4. プログラムモニター
プログラムモニターで放送中やストリーミングの映像、プロジェクター出力、レコーディングされている映像を確認することができます。
5. レコーディング
レコーディング機能を利用すると、ストリーミングファイルのほかに、フルHD解像度のムービーファイルをTriCasterのHDD内へ保存しておくことも可能です。
6. ライブ・ストリーミング
ワンボタンでインターネット・ストリーミング配信が開始でき、Adobe FlashやWindows Mediaを利用したライブ映像配信が行えるようになっています。ボタンを押してライブエンコードを開始すると、リアルタイムにウェブ上へとストリーミングを開始すると同時に、アーカイブを作成(FLV、もしくはWMVで保存)することが可能です。TriCaster 460は、720pまでの解像度のプリセットやマルチビットレートのストリーミングプロファイルをサポートしています。
7. ビデオスイッチャー
スイッチャーインターフェイスにより、すべての入力素材を自由に切り替えたり、合成していくことができます。バーチャルセットへの切り替えも可能で、さらに2つのダウンストリームキーを利用することでタイトルやグラフィックなどを映像の上にオーバーレイさせることができます。
8. Utility(ユーティリティ)列
FXバスやDSKチャンネル、AUX出力の切り替えをスイッチャー上から直接行うことができます。
9. Utility(ユーティリティ)割り当て機能
FXバスやDSKチャンネル、AUX出力に映像やグラフィックスを送出するUtilityを設定します。
10. M/E
M/E(ミックス/エフェクト)のチャンネルには4つまでのカスタマイズされたバーチャルセットを登録しておくことができ、ほかの映像素材やグラフィック、タイトル、ピクチャー・イン・ピクチャー効果などと自由に組み合わせて利用することができます。
11. トランジション・コントロール
ビデオレイヤーや、DSKチャンネルに対し、トランジションやエフェクトを実行することができます。
12. TransWarpエフェクト
各エフェクトチャンネルに対し実行でき、ライブ映像制作にパワフルな効果を加えるTransWarpエフェクトエンジンが搭載されています。ライブの映像やDSK、オーバーレイにフルカラーのアニメーションストア・トランジションを実行できるほか、3Dラッピングの効果を音声付でかけることができます。内蔵されたAnimation Store Creatorアプリケーションを利用して、カスタムのトランジションやエフェクトを作成することも可能です。
13. ライブ・バーチャルセット
ライブバーチャルセット機能によって、狭いスペースでもプロ仕様のセットを組んで映像制作を行うことができます。リアルタイムでの合成と、マルチカメラを利用したスムーズなズーミングがソフトウェアのみで可能となっているため、カメラオペレータや高価なモーションコントロールカメラは必要ありません。バーチャルのモニターや机の映り込みなど、リアルな効果をリアルタイムで表現することができます。
14. M/Eタブ
2つのスイッチャー素材を選択し、M/E合成を行うことができるほか、オーバーレイを追加することも可能です。ピクチャー・イン・ピクチャーの効果を設定したり、バーチャルセットの各入力素材の調整ができるようになっています。
15. DDR(デジタル・ディスク・レコーダー)
2つのDDR(デジタル・ディスク・レコーダー)によって、様々なフォーマットのビデオクリップを素材として利用したり、ライブイベントでキャプチャーした映像をすぐにリプレイすることができます。
16. Graphics(グラフィックス)
タイトルや静止画像をプリセットし、再生することができます。ライブ中にタイトルテンプレートを選択して表示されるテキストを変更したり、独自のグラフィックスを追加することができます。
17. オーディオミキサー
マイクやライン入力チャンネル、クリップ再生時の音声を調整することができます。各チャンネルに対し、イコライザ/コンプレッサが用意されており、入力音声や、マスター出力の音声レベルを調整する以外に、ストリーミング出力の音声を別に操作することも可能です。また、対応しているiPadのオーディオミキシングアプリケーションを利用して、リモートコントロールすることも可能です。
18. レコード可能なマクロ
複数の操作やコマンドを自動的に実行させることができます。オペレーションの手順をマクロとして記録し、マウスクリックやキーボードショートカットで操作が実行されます。スクリーン上にホットスポットを設定することで、出演者の身振りで実行させることも可能です。
19. ソーシャルメディア・共有
ネットワークを利用して、YouTubeやFacebook、Twitter、FTPサイトなどの一般的なソーシャルメディアサイトへコンテンツを直接送り出すことができます。ライブでの放送や収録中にクリップ画像を共有することが可能となります。
20. ホログラフィックライブバーチャルセット
パノラマ写真画像を利用したリアルなバーチャルセットを作成できるようになりました。
21. PTZカメラコントロール
PTZ(パン-ティルト-ズーム)カメラを直接インターフェイス上からコントロールできるようになりました。
22. アニメーションバッファ
ライブセットの背景やステーションロゴ、アニメーショングラフィックなど、動きのある画像をバッファ画像として利用できるようになりました。
23. セッションテンプレート
利用したことのあるセッションの設定をテンプレートとして新しいセッションを作成することができるようになりました。
24. 入力のグルーピング
M/Eソース列で同じ色に設定した入力チャンネルは同期して選択することができるようになりました。
25. Avid Artist Mixオーディオコントローラのサポート
Avid Artist Mixオーディオコントローラをサポートしました。
26. ステレオ出力のミックス機能
ペアのステレオ出力を4つのオーディオチャンネルにミックスし、マルチランゲージを利用した制作に対応します。
27. オーディオ入力のリネーム
オーディオ入力チャンネルの名称変更ができるようになりました。
28. オーディオのディレイ
オーディオ入力チャンネルごとに独立してディレイ量を設定できるようになりました。